●当院のレーザー脱毛について
・シネロンキャンデラ社のジェントルマックスプロを導入しています。
・厚生労働省で薬事承認された医療機器です。
・2種類のレーザー光を使用し、日焼け肌の脱毛や、産毛も脱毛可能です。
・1回の照射面積(1スポット)が大きく(径18mm)、施術時間が短くできます。
・表皮冷却システムを装備しており、表皮を保護します。
・十分な脱毛効果を得るには複数回の施術が必要ですが、セット料金ではなく1回毎に料金を設定しています。希望する脱毛の程度は個人で異なるため、ご希望の脱毛回数で行えます。
・高校生以上が対象です。未成年は保護者の同意署名が必要です。(高校生は保護者の同伴が必要です)
脱毛のしくみ・・・・・毛包に火傷をおわせます。
「レーザーについて」にあるように、人体の特定の組織を熱破壊することで組織の機能を抑えます。脱毛用レーザーでは、レーザー光は毛包のメラニン色素に吸収され、部分的に毛包にやけどをおわせることで発毛という機能を抑えます。
当院で使用するレーザー装置はジェントルマックスプロで米国FDA、本邦厚生労働省で薬事承認された医療機器です。この機器は2つのレーザー光(アレキサンドライトレーザー、YAGレーザー)を使用できます。
アレキサンドライトレーザー・・・・脱毛に頻用されています。
一つはアレキサンドライトレーザー光で、メラニン色素に吸収されます。メラニン色素は表皮にも含まれているため、レーザー光照射時には、同時に照射皮膚を冷却し表皮の火傷を防ぎます。もちろん毛包は火傷しますので、輪ゴムではじかれたような痛みはあります。
吸収される表皮のメラニンが多い日焼けした肌の脱毛には使用できません。また、メラニンのない白髪や毛包のメラニンの少ない産毛では脱毛効果は弱いとされています。
YAGレーザー・・・・産毛も脱毛できます。
もう一つの波長はYAGレーザー光で、表皮のメラニンへの吸収が少ない特徴があるため、日焼けした肌の脱毛にも使用可能で、皮膚へのダメージを最小限に抑えながら肌の深部までレーザー光を効率良く伝えることができます。産毛にも効果があります。
脱毛の程度・・・・・永久は困難、5回は必要。
脱毛に望まれる程度は、「永久脱毛」であることが多いですが、「永久」にはなりません。メラニンの少ない休止期の毛包では熱傷は起きにくいですから、施術後に発毛してきます。
このため、米国では「永久脱毛」とは「最終脱毛から1ヶ月後の毛の再生率が20%以下の状態」「3回照射後、6ヶ月経過した時点で67%(2/3)以上の毛が減っている状態」という目安があります。部位にもよりますが十分な脱毛には複数回の施術は必要で、理論上は1から2か月ごとに5回以上の施術が必要です。